
以前、ゲームバージョンのダウングレードで紹介した DBI こと DB Installer が進化していたので解説していくもぐ。
この世界すべては自己責任です。
本体が壊れようが、データが消えようが、BANされようが。です。それが怖いなら改造しない。ってどこでも言われてるでしょ?
このブログは対象の機材を持っている読んでわかる人向けです。
あったら便利なものだけ紹介しときます。



DBIで出来ること
- SDカードから、NSP / NSZ / XCI / XCZ ファイルのインストール
- 外部USBドライブから、NSP / NSZ / XCI / XCZ ファイルのインストール
- PCとUSBケーブルで接続して、NSP / NSZ / XCI / XCZ ファイルのインストール
- PCとUSBケーブルで接続して、SDカードにデータ転送、SDカード内データ削除
- ゲームカートリッジからゲームのインストール
- WiFiネットワーク経由でゲームのインストール(PC側でHTTPサーバーを立てる必要があります)
- インストールされたゲームの一覧表示、ゲーム毎のプレイ時間・起動回数の表示、アンインストール、エラーチェック
- 本体とSDカード間のゲーム移動
- ゲームのアップデータの削除およびバージョン情報のリセット
- 削除済みゲームの残骸データの削除
- ゲームのシステムチケットの表示・削除
- セーブデータの表示、バックアップ、リストア
- インストールされたゲーム、アップデータ、DLC、セーブデータを PCまたは外部USBデバイス へバックアップ
- ゲームごとの言語切り替え(ゲームに内蔵されている言語内で強制変更)

もうビックリするくらい、便利な機能がいっぱいもぐ。
Ver386でネットワークインストールに対応しました
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ネットワークインストールに対応![ DB Installer ]
DBIがネットワークインストールに対応したもぐ。その他にも便利な機能が搭載されたので解説するもぐ。
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DB Installerの導入
導入から説明していきます。
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Release DBI 576 · rashevskyv/dbi · GitHub
Author is duckbill . Contribute to rashevskyv/dbi development by creating an account on GitHub.
github.com
①上記githubから「DBI.nro」と「dbi.config」をダウンロード
②SDカードの「Switch」フォルダの中に「DBI」フォルダを作成
③ダウンロードした2つのファイルを作成した「DBI」フォルダ内に入れる
DBIの起動
ゲームモードで起動します。

ゲームモードで起動出来たら、背景が黒になります。

ここで背景が、青だった場合は以下の記事を参考にゲームモードで起動してください。
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●Applet Mode●ってなんですの?
アルバム開いたら右上に ●Applet Mode●って出てる解説と解決策を書くもぐ。
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各メニューの解説

項目 | 内容 |
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Browse SD Card | SDカード内を参照・ファイル削除&NSP / NSZ / XCI / XCZ ファイルのインストール |
Browse USB0 Drive (外部USBドライブ接続時に表示) | 外部USBドライブ内を参照&NSP / NSZ / XCI / XCZ ファイルのインストール |
Install title from USB | PCとUSBケーブルで接続して、PCからNSP / NSZ / XCI / XCZ ファイルのインストール |
Install title from Gamecard (ゲームカートリッジ挿入時に表示) | ゲームカートリッジからゲームをインストール |
Home server (dbi.configで設定した場合に表示) | WiFi経由でゲームをインストール |
Browse installed applications | インストールされたゲームの一覧表示 |
Cleanup orphaned files | アンインストールしたゲームの残骸データを削除 |
Browse tickets (表示されない?) | ゲームのシステムチケットを参照、削除 ※Browse installed applications から可能 |
Browse saves | セーブデータの参照、バックアップ、リストア |
Run MTP responder | PCとUSBケーブルで接続して、インストールゲーム・アップデータ・セーブデータのバックアップ |
Exit | DBIを終了 |
Browse SD Card / Browse USB0 Drive
ファイルの参照と削除

SDカード内のファイルを削除したい時は、削除したいファイルにカーソルを合わせて +ボタンでメニューを開いて削除できます。SZ / XCI / XCZ ファイルのインストールができます。

ゲームのインストール
NSP / NSZ / XCI / XCZ ファイルの インストールはAボタン、複数のゲームをインストールするときは Xボタンで複数選択してからAボタンでまとめてインストールできます。
Install target | インストール先をどこにするか選択です。「AUTO」は空き容量がある限りSDにインストールします。が、SDに空きが無い時はNANDにインストールします。 |
Delete after install | ONにするとインストール成功した元ファイルをインストール後に削除してくれます。SDまたはUSBデバイスからのインストールの際に表示されます。 |
Turn off screen | ONにするとインストール中は、画面を消してバッテリーの消費を抑えてくれます。インストール完了後に画面を自動的に表示してくれます。 |

Install title from USB
PCとUSBケーブルで接続し、 NSP / NSZ / XCI / XCZ ファイルの インストールができます。PC側でbackendソフトを起動させる必要があります。


ドライバインストール記事は↓コチラ
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DBIでMTPを使うためのドライバーをインストールする(Zadig)
DBIの斬新な機能を使うためにPCにドライバをインストールするもぐ。
続きを見る
ゲームをインストールする場合には、「backend.exe」ソフトが必要です。githubからダウンロードしましょう。

Install title from Gamecard
ゲームカートリッジからインストールを行います。DBI起動前にゲームカートリッジを挿しておく必要があります。
Install target | インストール先をどこにするか選択です。「AUTO」は空き容量がある限りSDにインストールします。が、SDに空きが無い時はNANDにインストールします。 |
Turn off screen | ONにするとインストール中は、画面を消してバッテリーの消費を抑えてくれます。インストール完了後に画面を自動的に表示してくれます。 |
ゲームのタイトル名はインストールを開始すると表示されます。


Home server
WiFiネットワークからゲームのインストールを行います。このメニューは dbi.config にネットワーク設定情報を書き込まないと表示されません。
要望が多ければ設定方法を記載しますが、そこまでしてネットワークインストールしたい人がいるとは思えないので今のところは書きません。
Browse installed applications
インストールされているゲームの一覧を表示します。
ここでは、+ボタンでメニューを開くと
Delete title | ゲームの削除 |
Move titile to MicroSD または NAND | NANDとSDカード間のゲーム移動 |
Reset required version | ゲームのアップデータ削除、起動バージョンのリセット |
check integrity | ファイルの整合性(エラー)チェック |
Expose contents via MTP | PCと接続してゲーム内データの参照(romfsやexefs内の参照が可能) |

Content record
ゲームをAボタンで選択後、+ボタンでメニューを開くと
Delete title | ゲームの削除 |
Move titile to MicroSD または NAND | NANDとSDカード間のゲーム移動 |
Force language | 複数言語が内蔵されている場合に、言語を変更 |
Reset required version | ゲームのアップデータ削除、起動バージョンのリセット |
check integrity | ファイルの整合性(エラー)チェック |
Expose contents via MTP | PCと接続してゲーム内データの参照(romfsやexefs内の参照が可能) |

ここで面白い機能は「PCと接続してゲーム内データの参照(romfsやexefs内の参照が可能)」でこのようにインストールデータの中身が参照できます。



Tickets
タブを切り替えると、チケット情報の参照と削除ができます。


Saves
このSavesタブでは、セーブデータの 【バックアップ、リストア、削除】ができます。
バックアップしたセーブデータは、SDカードの「Switch>DBI>saves>(バックアップした年月日)」フォルダ内に タイトルIDとバックアップ日時のファイル名で、zipファイルとして保存されます。



バックアップとリストア目的であればzipファイルでもいいですが、セーブデータの書き換えなどを目的にするのであれば少し使いづらいかもしれません。
このあとで説明しますがトップメニューの「 Run MTP responder 」を使う方がいいかもしれません。
Cleanup orphaned files
これを実行すると、削除されたゲームの残骸を消してクリーンアップしてくれます。確認画面出ずに即実行されます。

Browse tickets
なぜか表示されず。どのような条件で表示されるか不明ですが、現在は「Browse installed applications」→「Tickets」でチケット情報の参照・削除ができます。
Browse saves
ここでも、+ボタンでメニューを開くとセーブデータの「バックアップ・リストア・削除」ができます。メニュー下2つは複数選択して、まとめてゲームをアンインストールできます。
Backup save | セーブデータのバックアップ |
Restore (バックアップデータがあるとき表示) | バックアップされたセーブデータのリストア |
Delete save | セーブデータの削除 |
Select same game | 複数ゲームの選択(ゲーム自体の削除用) |
Select all uninstalled | 選択したゲームをまとめて削除 ※セーブじゃなくゲームが消されるので注意 |


Run MTP responder
ここでは、PCと接続することでいろんなことができます。と、いうかこれ・・・控えめに言ってヤベーっす。順番に画像付きで説明していきます。

ドライバインストール記事は↓コチラ
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DBIでMTPを使うためのドライバーをインストールする(Zadig)
DBIの斬新な機能を使うためにPCにドライバをインストールするもぐ。
続きを見る
1:External SD Card
ここではSDカードにアクセス出来て、ファイルの転送ができます。※画像などを直接開くとフリーズしたりするので注意しましょう。

2:Nand USER
項目自体がなぜか表示されず
3:Nand SYSTEM
項目自体がなぜか表示されず
4:Installed games
ここでは、インストールされたゲームをnsp形式で直接取り出せます。各フォルダにはベース・アップデータ・DLCなど個別のファイルが入っています。もう、吸い出しのアプリや作業が不要に・・・・・
一部ゲームは、ベース+アップデータ+DLCが統合されたNSPが生成されています。これは書くゲームフォルダの外にあります。

これらのNSPファイルをPCに転送するだけの簡単なお仕事です。っていうかNSPファイルアプリで生成するわけじゃないのか。。。それとも転送しながら生成?すごいな・・・
e-shopでダウンロードしたゲーム、カートリッジからインストールしたゲーム共通です。
csvファイルには、ゲームの一覧情報やバージョンが記載されています。
これらのNSPファイルは個体情報が削除された共通のチケットが生成されるらしい。
5:MicroSD install
ここに、NSP・NSZ・XCI・XCZのファイルをコピーするだけでSDカードにゲームがインストールされます。

6:NAND install
ここに、NSP・NSZ・XCI・XCZのファイルをコピーするだけでNAND(本体)にゲームがインストールされます。

7:Saves
セーブデータの生データを見ることができます。もちろん取り出すことも出来ます。


9:Gamecard
ゲームカートリッジが挿入されている場合にのみ表示されます。ゲームカートリッジからは、XCIファイル と XCIファイル(トリム版)が取り出せます。トリム版とか親切すぎる。。。

Homebrew
ここでは、SDカードの「Switch」フォルダにアクセスできます。

さいごに
機能満載で使いこなすのが大変なくらいです。この記事は今後、いろんな検証したら更新していきます。
後日、PCとの接続設定など別記事で公開予定です。